【徒然話】

当院の何気ない日常ブログを不定期に綴ります

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【セルフケアと治療】「もっと脚を上げて!」ダンス・クラシックバレエ編①|ThumbUp!治療院|駒込 田端 文京区 北区 豊島区 台東区 荒川区|

こんにちはサムアップ!治療院の渡辺です。

当院にお越しになる方の目的は、体の不調改善や可動域を広げて思い通りに動かせる体にしたい方です。治療後に伺うと「ここまで筋肉が柔らかくなったと実感できたことが無い」という感想を頂きます。

色々なメディアを見ていると、その多くは痛みにくい体の動かし方、筋トレ、ストレッチ、セルフマッサージなどで体が簡単に変わる、というようなものがほとんどです。それで良くなった方はいいですが、そのレベルの内容では良くならない方も多いと感じているので、当院の治療方向を伝えようと思いました。

初回で前置きが長くなりましたが、ここでは「なぜ教わっている時しか良くないの?」「楽になった気がするけど、パフォーマンスは上がらない」など、専門的な指導を受けても良くならなくなってきた重症度の高い方に、「治療が必要なのかもしれない」と感じて頂くための、セルフチェックを伝えたいと思っております。

第1回の動きは

「もっと脚を上げて!と指導されても上手く出来ない方」

脚を上げた時に、よくある指導内容は

・太もも前(主に大腿四頭筋)を使わない

・腹筋を使う

・体幹が弱い

・骨盤を後傾させない

・太ももの内側(内転筋)を使う

このような指導をお客様から伺います。解剖学的には、脚を上げるために必要な筋肉は、股関節の屈筋群(大腿四頭筋(大腿直筋)、腸腰筋、内転筋、中殿筋(前部)、大腿筋膜張筋など)です。つまり、太ももの前を使わずに内転筋を使う事は、一般の方にはかなり難しいことだと思います。

では、どうすれば良いか?

たいていの方は、力を入れることの方は分かり易いので屈筋群に意識がいってしまいます。しかし、脚を上げることで伸びる伸筋群(大殿筋、ハムストリングス(太もも後ろの3つの筋肉)、中殿筋(後部)、大内転筋)の力を抜くという事が大切です。さらに、逆足である軸足の力みも妨げになります。立位で行うより、仰向けで上げる方がすんなり出来るという方は、立位の時は力が抜けていないか、筋肉が硬くて抜けない状態です。

セルフケア

まずは伸筋群のストレッチをして、可動域を広げましょう。世間に出回っているストレッチの中で、自重で伸ばせるストレッチを選んでください。軽くイタイと感じるくらい伸ばすストレッチを、何度か繰り返しても可動域が広がっていかない方は、当院でしっかりとほぐす必要があります。ストレッチでは伸びないくらい硬くなっています。硬いままで踊っていると、屈筋群の労力が増えるので、疲労感が増して太ももの前も硬くなります。一生懸命になると骨盤から上げようとするので、骨盤も後傾になります。というように、悪い動きが繋がってくるのです。

なぜ伸筋群が硬くなるのか?

とくにデスクワークなどで座ることが多いと、上半身を支える臀筋やハムストリングスが硬くなります。さらに、屈筋群も縮んでいるので可動域も狭まります。

ここで伝えることは、あくまでオーソドックスな事です。細かく伝えたいことはたくさんありますが、硬い箇所や度合い、可動域は人それぞれ違いますので、私が診た方が間違いがありません。ご自身で改善出来ない方はお待ちしております。気兼ねなく踊れる体に治療すると共に、一人一人に合うセルフケアもお伝えします。

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