【徒然話】

当院の何気ない日常ブログを不定期に綴ります

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【よくある質問】「それって自律神経の乱れではないのですか?」サムアップ!治療院|駒込 田端 文京区 北区 豊島区 台東区 荒川区|

こんにちはサムアップ!治療院の渡辺です。

お客様だけでなく世間でも「体の不調は自律神経の乱れ」という話題が多く出ていますが、なぜ起きるのでしょうか?

<自律神経失調症>

ストレスなどが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状。

自律神経失調症は、自律神経がストレスによって正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称です。

神経は「中枢神経」(脳と脊髄)と体中に張り巡らされている「末梢神経」に分けられます。
末梢神経は意思によって身体の各部を動かす「体性神経」と意思に関係なく刺激に反応して身体の機能を調整する「自律神経」に分けられます。暑いときに手で仰ぐのは体性神経、汗が出るのは自律神経の働きです。

この自律神経は、交感神経と副交感神経という逆の働きをする2つに分かれています。交感神経は身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は身体を休めるときに働きます。これらが互いにバランスを取りながら身体の状態を調節していますが、このバランスが崩れることがあり、その原因として、不規則な生活によって自律神経が興奮し続けたり、ストレスによる刺激、更年期におけるホルモンの乱れ(更年期障害)、先天的要因などが挙げられます。

全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど、器官的症状として頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど多岐にわたります。
精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります。

治療法として、ホルモン剤などによる対症療法や睡眠の周期を整える行動療法などがありますが、ストレスのコントロールと生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事)が最も大切なことです。

以上「厚生労働省|健康情報サイト」から引用

まず申し上げられるのは、上記に上げられている症状は全て当院で治療出来るということです。それは筋肉の硬さが原因だからです。

ストレスによって起きると言いますが、このような社会でストレスを感じない人がいるでしょうか?誰でも起こりえるのに、あなただけに起きるのはどうしてでしょうか?当院の治療は自律神経を整えるという治療ではありません。なぜなら、そのような視点で治療をしても楽になるのは一時だと思うからです。大切なのは、ストレスを感じたことでその方に何が起きているかです。その「何」がほっとかれているから自律神経が乱れた、というような診断が出てしまうのです。

苛立っている時、不安に感じている時、追い詰められている時などストレスを感じると、必ず力みが生じます。その力みはどこに起きているか?そこが治療箇所になるのです。まずは力んでコチコチになった筋肉を緩めましょう。硬さが取れてスッキリすれば、世界は明るくなり楽しくなります。そのときにはストレスはもう無いですね^^

先日、お父様の介護でギックリ腰の方を治療致しました。2回の治療で良くなって頂きましたが、その方は軽いうつだと診断され、自律神経が乱れているからだと医師には伝えられたそうです。その方の生活などを伺って、私が申し上げたのは

「Nさんは今仕事もされていないので、考える時間があり過ぎるだけだと思います。」「考える時間があり過ぎると、誰だってネガティブなことまで考えてしまいますよ」

Nさん「そうなの!色々散歩とかも出ているのだけど、仕事をしている時より暇な時間は多いのよ。薄々それも原因かな?と思ってたのよ」

「ご理解頂けて良かった。いきなり仕事を始めるというのも色々ハードルが高いでしょうから、出来ること少しづつ増やしていけばいいのではないですか?」

Nさん「先生に話せてよかった^^なかなかこんな話出来る人もいなくて」

「たしかに今の環境だと大変ですよね。お力になれて良かったです」

医療を続けていると思うのは物理的にほぐすだけが治療ではないということです。治療をする上で最も大切にしているのは、コミュニケーションです。その会話の中に、お客様自身も気づいていない治療のヒントがたくさんあります。会話の中で得たことを治療に生かし、治療が急に進んだことはたくさんあります。当院の治療を受けて頂ける際には、出来る限りヒントを教えて頂けると助かります。

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