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【足底腱膜炎を治す】サムアップ!治療院編

<足底腱膜炎>

症状

長時間の立ち仕事や歩行により、かかとの内側前方に痛みが出ます。階段を昇る際やつま先立ちなどで痛みがさらに増します。中年女性に多く、起床して最初の1歩目に痛みを感じます。歩くうちに徐々に軽減し、夕方になって歩行量が増えるに従い、再び痛みが強くなってきます。スポーツでも同様で、運動開始時には痛みを強く感じますが、運動を続けるうちに徐々に軽減し、長時間になると再び痛みが強くなってきます。

足底腱膜にかかる牽引力と圧迫力

原因・病態
原因

足底腱膜と踵の骨が付着する部位(付着部)には、強い牽引力とともに、着地時の荷重による衝撃の加わることで、過大な負荷が集中します。そのため長時間の立ち仕事や歩行、体重増加、靴の不適合、スポーツによる使い過ぎが主な原因と考えられます。

病態

 足底腱膜炎は、繰り返し負荷がかかることにより足底腱膜と踵の骨との付着部に小さな傷や変性が起きることで痛みが生じる、腱・靭帯付着部症(エンテソパチー)のひとつです。 初期には足底腱膜と踵の骨との付着部に微小外傷があらわれます。進行に伴って石灰化、骨化といった変化がみられるようになり、X線像で骨棘(骨の棘)がみられることもあります。

診断

以下の症状が認められた場合に足底腱膜炎と診断されます。

●足底腱膜と踵の骨の付着部周囲に圧痛(押さえた時の痛み)がある。
●長時間の立位、歩行、走行、歩行開始時のいずれかのときに、足底腱膜と踵の骨の付着部周囲に疼痛があらわれる。
●神経の圧迫や障害(足根管症候群等)、筋・腱の部分断裂(後脛骨筋腱機能不全等)、反射性交感神経性萎縮症(RSD)、足底腱膜線維腫症等は除外する。

MRIでは足底腱膜の肥厚と信号変化が観察される場合があります。また、踵に骨棘が認められることがありますが、診断の決め手にはなりません。

治療
[保存的治療]
理学療法

●アキレス腱や足底腱膜のストレッチを行います

●足の形に合った靴を履くようにしたり、足底挿板(靴の中敷き)を装着したりします。かかとの部分に衝撃吸収材を用いることもあります

薬物療法

●痛みを和らげるために、非ステロイド系消炎鎮痛薬の外用剤や経口剤を用います。

●痛みが非常に強い時はステロイドの局所注射を行うこともありますが、踵の脂肪組織の萎縮や腱膜の断裂を招く恐れがあり注意が必要です。

[手術療法]

●重症の場合は、足底腱膜の付着部を切り離す手術や踵の骨棘を切除する方法もあります。

<日本足の外科学会より引用>

サムアップ!治療院では

踵骨に骨棘が認められるほどの足底は全体がカッチカチですが、そこまでになった原因は足底腱膜への過大な負荷だけではありません。アーチ形成に関係する筋肉がカッチカチになると足底腱膜への負担が増して硬くなっていくのです。少し話がズレますが、アーチ形成に関係する筋肉が柔軟であれば、扁平足だとしても足の負担は無いので疲れにくいです。

当院の治療

アーチには縦アーチと横アーチがありますので、そこに関わる筋肉をほぐします。骨棘が形成されるほどほぐされていない筋肉は数回の治療が必要ですが、そこまで硬い筋肉でなければほぼ1回で完治しております。今までの治療でなっていない方は、ほぐす箇所が違うか当院でほぐさなければいけない程に硬いだけです。安静にして痛みが減ってもパフォーマンスは上がりません。医療的にしっかりほぐして、柔軟な筋肉にすれば痛みが取れるだけでなく、パフォーマンスが上がります。諦めずに診させて頂ければ、実感頂けますよ^^

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