【徒然話】

当院の何気ない日常ブログを不定期に綴ります

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【頚椎症の方に出来る治療】サムアップ!治療院編

<頚椎症>

症状

中年~高齢の人で肩~腕の痛みが生じます。腕や手指のシビレが出ることも多く、痛みは軽いものから耐えられないような痛みまで程度はそれぞれです。一般に頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなりますので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になります。上肢の筋力低下や感覚の障害が生じることも少なくありません。

原因と病態

加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって

神経根症

脊髄からわかれて上肢へゆく「神経根」が圧迫されたり刺激されたりして起こります。遠近両用眼鏡でパソコンの画面などを頚をそらせて見ていることも原因となることがあります。

脊髄症

頚椎の脊柱管(骨の孔)の中にある脊髄が圧迫されて症状が出ます。日本人は脊柱管の大きさが欧米人に比較して小さく、「脊髄症」の症状が生じやすくなっています。

診断
神経根症

腕や手のしびれ・痛みがあり、頚椎を後方へそらせると症状が増強し、X線(レントゲン)で頚椎症性変化を認めることで診断します。MRIで神経根の圧迫を確認しにくい場合もありますが、骨棘による椎間孔(神経根が出ていく孔)の狭窄がわかる場合もあります。

脊髄症

症状と四肢の反射の亢進などの診察所見があり、X線(レントゲン)所見で頚椎症性変化を認め、MRIで脊髄の圧迫を認めることで診断します。中年以降ではX線での頚椎症性変化はほとんどの人に見られますし、MRIでの脊髄圧迫所見も症状がない場合でも見られますので、検査所見だけで診断することはできません。神経内科の病気の一部は症状がよく似ている場合がありますので、注意が必要です。

予防と治療
神経根症

基本的には自然治癒する疾患です。症状が出ないように頚椎を後方へそらせないようにし、適切な方向への頚椎牽引や症状が強いときには消炎鎮痛薬の投薬などが行われます。治るまでには数か月以上かかることも少なくなく、激痛の時期が終われば気長に治療します。筋力低下が著しい場合や、強い痛みで仕事や日常生活が障害されている場合は、手術的治療を行う場合もあります。

脊髄症

転倒などの軽微な外傷で四肢麻痺(脊髄損傷)になる可能性が存在しますので、転倒しないように注意します。一般的に日常生活に支障があるような手指巧緻運動障害がみられたり、階段昇降に手すりが必要となれば、手術的治療が選択されます。

(以上、日本整形外科学会HPより引用)

サムアップ!治療院では

当然ですが、脊椎骨の骨棘や椎間板の膨隆、靭帯の肥厚などになった状態を正常の状態に戻すことは出来ません。そのようなことをしなくても、しびれや痛み、感覚障害、筋力低下などを改善出来ます。まず頚椎症の方を診ていると、筋力低下というのは実際に筋肉が衰えたのではなく、筋肉が硬くなると矯正ギブスを付けているような状態になるので、上手く体を動かせなくなっているだけということがほとんどです。次に診断の部分では、圧迫の確認をしにくい場合や圧迫所見があっても症状が無い場合があると言う点です。つまり、椎間板や骨棘、靭帯の変性だけが原因と言えないということです。つまり、長時間、長期間のしゃがみや腕を上げる、細かい作業などをすることで筋肉は硬くなり、やがて脊椎骨を圧迫して頚椎症の症状が出て来ます。だから、頸椎を後ろに反ると症状が悪化するということになるのではないでしょうか?

当院の治療

脊椎骨を圧迫するほどの筋肉はとにかくカッチカチです。どの筋肉が関係しているかは、症状の出る動きや仕事などから長時間使っているだろう筋肉を見つけて、とにかくマッサージや鍼治療でほぐしまくります。ですので、細かいことでもどんな時に症状が出るかを確認します。例えば、頸椎を後ろに反らすと痛みが出るならば、ほぐすところはある程度決まってきます。それに加えて「横に倒しても」「前に倒しても」など悪化する動きが増えれば、その分関係する筋肉も増えていきます。

筋肉を硬くする原因はほぼ仕事かスポーツでしたら練習量ですので、放っておくとどんどん硬くなります。治療後に「軽くなった」と思えるほどにしっかりほぐされたことがない方、「手術や薬は飲みたくない!」「手術しても薬飲んでも、完全に治ってない!」という方、年齢に関わらずほぐすことでまだまだ良くなります。診断名にこだわらず、健康な状態を諦めたくない方は、ぜひ診させてください。当院が解決します。

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