【徒然話】

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【母趾種子骨障害(親指付け根の痛み)を治す】サムアップ!治療院編

<母趾種子骨障害>

種子骨とは

足の親指(母趾)の種子骨は、母趾を屈曲する短母趾屈筋腱内の内側と外側に2つあり、母趾が大きな力を出せるように効率を上げたり、衝撃を吸収する役目をしています。

症状

その種子骨に炎症や骨折などが生じて、母趾の付け根の関節「第1中足趾節(MTP)関節」の足底側に疼痛や腫脹が生じる状態です。主に荷重時や踏み返し動作で母趾を上へ反らすときに、MTP関節の足底側に痛みがあります。それによって歩行やスポーツなどに支障が生じます。

原因

よく走るスポーツや踏み込み動作の多いスポーツや労働などで、強い外力や繰り返すストレスが掛かることにより発生します。MTP関節足底側にある2つの種子骨は、MTP関節屈曲力の効率をあげ、着地の衝撃を和らげて、体重の50%以上を支えています。そのために、運動量が過多であったり、外反母趾や甲高の足などの変形があると障害が生じやすくなります。

病態

障害の主な理由は急性の骨折、疲労骨折、炎症、二分種子骨、骨壊死、感染、関節症などがあります。

診断

以下の症状が認められた場合、母趾種子骨障害と診断されます。

●母趾付け根の関節(MTP関節)の足底側に腫れと痛みがある。

●母趾MTP関節の足底側に押すと痛いところがあり、母趾を上へ反らすと痛みがより強くなる。

●原因となる運動や労働をしてから症状が出現した。あるいは足に外反母趾などの変形がある。

●画像検査で種子骨の骨折や血流障害による壊死などが認められることもあります。

治療
保存療法

●原因となったスポーツや労働などを制限します。

●炎症を抑えるために薬を使用します。

●骨折などの場合は、固定や荷重をかける制限を行うこともあります。

●テーピングで母趾へのストレスを軽減したり、他趾との機能連携を改善します。

●クッション性の良い靴や、母趾が反りにくい靴底を選びます。

●足底挿板で、痛む部分の除圧をします。

●症状が軽快したら、再発予防のために足底腱膜のストレッチをします。

手術療法

●しっかりと保存療法を行っても効果がない場合に考慮されます。

●手術療法には種子骨の全摘手術や部分摘出などがあります。

<引用元|日本足の外科学会>

サムアップ!治療院では

 当院は多くの医療機関とは全く異なる考えです。簡潔に申し上げると、この障害も原因は筋肉の硬さで起きています。種子骨炎などの炎症と診断された場合は、時間があれば1度はアイシング(当院が行って欲しいアイシング方法)をして下さい。その後、当院の治療を受けて頂くのがスマートです。ちなみに湿布、塗り薬などは効果がありません。骨折と診断された場合にも、炎症徴候があるのであれば、出来るだけたくさんアイシングをしてください。その後、骨が付いてもいい時間が経過しても痛みが取れない場合は、当院にお越しください。恐らく、痛みの原因は骨折ではありません。

 種子骨によって筋肉や腱がスムーズに動けるようになることはあると思いますが、あんなに硬い骨が衝撃を吸収するわけがありません。効果的に衝撃を吸収するのは柔らかい筋肉です。安静にしても治りません。時間が経つほどに筋肉が硬くなるだけです。テーピング、ストレッチで治るくらいの軽症ならば、安静にするだけでも治ります。クッション性の良い靴、足底挿板は治療ではありません。ただの対処療法です。より筋肉を硬くしていくだけなので、時間の無駄になります。また、バレエシューズやスパイクに足底挿板を入れるのでしょうか?好きな靴も履けないのでしょうか?

当院の治療

 関係する筋肉はいくつかありますが、重度の方は足裏の筋群が主な原因ではありません。足底しかほぐされていないのであれば、痛みを繰り返すでしょう。痛みに関係する主な筋肉は外反母趾の痛みや扁平足にも関係する筋肉です。ここをしっかりほぐさなければ、完治させることは出来ません。

今までの医療機関で治らなかった方でもご安心ください。当院の治療に対しての考察は一般的では無いですが、だから治せるのです。当院と同じ治療を受けていたら、もう治っているはずですよ^^b

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