【徒然話】

当院の何気ない日常ブログを不定期に綴ります

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【当院から】「なぜ対処療法が多いの?」|駒込 田端 文京区 北区 豊島区 台東区 荒川区|

こんにちはサムアップ!治療院の渡辺です。

「なぜ、対処療法が多いの?」

当院でも腰痛、膝痛、肩痛あらゆる痛みでお越し頂きますが、そのほとんど方のコリはかなりの硬さです。とくに年齢を重ねたコリは骨のように硬くなっています。以前のブログにも触れましたが、骨を揉んでいると思われてもいけないので「これ骨じゃなくてコリですよ」と、治療中お伝えすると、全員が「骨かと思ってた。そんなところ揉まれたことがない」とおっしゃります。

そうなんです。ほとんどの治療家は、骨とコリの違いが分かってないのです。日々硬いコリをほぐすために、あらゆる工夫をしている当院でさえ「こんなところにもコリが溜まるのか」と、いまだに気付くことがあるのですから、優しくて気持ちいい圧のマッサージでしか揉まない人間には、一生気付けないはずです。もしくは、ほぐし方を知らないのかもしれません。

 ですから、とにかく痛みを消す方法でしか対応出来ないのです。患者さんも痛みが取れればいいと思われているでしょうから、お互いの目的が合致します。結果、痛み止め、湿布、漢方、サプリ、医療機器などの対処療法になります。

それで痛みが取れているうちはいいのでしょうが、対処療法を繰り返してもコリは溜まる一方なので、やがて効かなくなります。その頃には、とてつもなく硬くなっており、それは骨のようです。そこまで硬くなると、関節も伸びにくくなってきて、膝が伸び切らない、腰が真っ直ぐ立たない、腕が上がらないなどの、関節の可動域制限が出て来ます。

そもそも、なぜそこまで硬くなってしまうのか?

端的に申し上げるのであれば、原因は使い過ぎです。当院のお客様には医療従事者の方もいますが、スポーツでの痛みでなければ、使い過ぎの原因はほぼ仕事です。つまり仕事を妥協せず、ひたすらこなしている方々なのですが、たいていの方はコリに気付かずに症状が出るまで働いてしまうか、痛み止めを飲みながら無理を押して働いています。

当然医師に相談してみますが、残念ながら筋肉の問題として診る整形外科の医師は、世界中どこにもいないようなので、痛み止めかサプリや漢方、湿布などの対処療法で終わりです。もちろん治らないので他を探しますが、多くの医療機関は病院が行う事とたいして変わりません。医療業界ですらこのような状況ですから、一般の方が分かるわけありません。

重複してしまいますが、体を動かせるのはあらゆる筋肉の働きのおかげです。しかし使い方によっては、体の機能だけではほぐれないほどに硬くなります。その結果、痛み不調が発生します。そうなると、物理的にほぐさなければ治りません。

痛み止めを飲み続ける方は、痛みをもみ消して無理に体を使い、どんどん硬くするので、当院でも治しにくくなります。痛みをごまかさず、動き難くなった関節をほっとかずに、そろそろしっかり治しませんか?

過去に手術をしていても、しっかりほぐせば、柔らかい筋肉が体の動きをカバーして、痛み無く動き易くしてくれますので、まだまだ諦めないでほしいです。

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