【徒然話】

当院の何気ない日常ブログを不定期に綴ります

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【変形性膝関節症を治す】サムアップ!治療院編

<変形性膝関節症>

症状

男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。

原因と病態

原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。

診断

問診や診察、時に触診で膝内側の圧痛の有無、関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線(レントゲン)検査で診断します。必要によりMRI検査などをします。

予防
予防(日常生活での注意点)

ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
正座をさける。
肥満であれば減量する。
膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。
洋式トイレを使用する
以上のことなどが挙げられます。

<推奨の運動療法>

治療

症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。また大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーションを行ったり、膝を温めたりする物理療法を行います。足底板や膝装具を作成することもあります。

このような治療でも治らない場合は手術治療も検討します。これには関節鏡(内視鏡)手術、高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、人工膝関節置換術などがあります。

以上「日本整形外科学会HP」から引用

サムアップ!治療院では

病院の処置で良くならないのは、筋肉という観点で診ていないからです。重複してしまいますが、筋肉は主に関節を動かすためにあるので、関節を跨いで骨についてます。よって使い込んだ筋肉が硬くなり縮んで骨を引っ張ると、関節の隙間が無くなったように見えたり、角度が変わってO脚になったりします。

硬くなった筋肉は他の筋肉を引っ張ったり、詰まらせたりして痛みを誘発します。痛みの出ている箇所が原因でないのはこのためです。また、年を追うごとにコリは溜まるが勝手にほぐれてはくれない。年齢が上の方ほど痛みが出るのはこのためです。かなりのコリや体の使い方にクセがあることで関節はだんだん変形してきますが、それでも症状が強く出るまでにはかなりの年月が必要です。ですから、年配の方に多いのかもしれません。

<写真右>・加齢により軟骨がすり減り関節が変形していると説明される画像

 注射をしても痛みが引くのは一時です。水を抜いても楽になるのは一時で、すぐに溜まってきます。しっかりほぐしていないのにリハビリしても最大限の効果は出ません。このような対処療法で一時の効果に頼っていると、そのうちに筋肉や炎症物質は骨のように固まり、関節の動きを悪くしていきます。気づくと正座出来ない、膝曲げられない、膝伸ばせないなど、動きを制限されています。

こんな方に多いです

・座り仕事を長年してきた方

・バスケ、バレーボールなど跳躍系の球技を学生時代にしてきた方、している方

・足首の硬い方

・正座が出来ない方

当院での治療

 どのような動きで痛みが出るかを確認して、その動きが改善するようにほぐします。膝の可動域が戻るにつれて痛みは減っていきます。さらに、膝痛を誘発しやすい箇所があるので、そこがほぐれるほどに膝痛が無くなっていきます。膝痛の治療効果はコリの度合いにとても関連します。同じように治療しても、1回で治る方から数十回治療しなければ改善しない方まで千差万別。それでも、概ね3~4回のうちに治る方がほとんどです。当院は動かしながら治すので、仕事、スポーツなどを休む必要はありません。騙し騙し使わずに、しっかりほぐして、思い切り動かせる体にしませんか?手術をした方、したくない方、注射は嫌い、薬も嫌い、安静にしても治らないという方、決して遅くはありませんので、ぜひお待ちしております!

 

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