【徒然話】

「ThumbUp!治療院」の何気ない日常のブログです

  1. HOME
  2. 徒然話
  3. 【治療家としての私の先生は患者さんです】

【治療家としての私の先生は患者さんです】

こんにちはサムアップ!治療院の渡辺です。

私は30代半ばで転職してこの世界に飛び込みました。前の職場「たなごころ治療院」で患者として治療を受けてから、興味が出ました。しかし、家資格を取るには専門学校で学ばなければいかず、学費も安いわけでは無いので2~3年悩みました。それでもやりがいのある仕事がしたくて、入学したのです。年齢がいってからの転職ですから時間があるわけでは無く、効率的に学びたかったので、学校は住まいから近い場所を選び、臨床の経験は臨床でしか学べないと思い、それならいっそのこと初めからたなごころ治療院で務めさせてもらうことに。午前は学校、午後はたなごころ治療院という3年間。治療院では技術的なことを院長から教わってはいません。

初めに院長から「俺は教えない。見て学んで」この一言。治療どころかリラクゼーションですらマッサージの経験は皆無。初めは「は?どうやってやるの?」率直にそう思いました。しかし、今ではとても感謝しております。私がそこで学んだのは「改善のヒントは患者さんが持っている」ということです。ずぶの素人が見ても、それだけでは学べることはごくわずか。それでも何かを知ろうと見ることは大事ですが、たかが知れていると思います。それよりも見てからのトライ&エラーの繰り返しが大事です。見る、想像する、失敗を恐れずに試す。この繰り返しが大切だと思います。

いくら教わっても、私にとって大切なことは私にしか分かりません。トライ&エラーを繰り返すと、そのうちに気づきます。痛みを抱えていらした患者さんを治すヒントはその患者さん当人が持っているということに。当たり前のことですが、そのことを気づかせてくれたのは「治療をしたら必ず確認」という決まりが治療院にはあったからです。最初は効果が出ているかを患者さん本人に確認するのは、とても怖かったです。しかし今では、効果の確認と治療しながら自分の手に伝わる「ほぐれてくる感じ」が重要。それを繰り返し考えることでしか、スキルアップは無いと思います。

私は勉強会などに行ったことがありません。それは、そのようなところに行って「学んだ気」になるより、今目の前にいる患者さんに治療が効いているか確認していく方が、その患者さんを治せるようになるからです。仮に勉強会で「腰痛の治し方」などを習っても、それがAさんに効くかは分かりません。Aさんに効いてもBさんに効くとは限りません。目の前の患者さんからヒントを聞き出す方法が分かってきたおかげで、治療の幅や応用力がつきました。まだ診たことのない疾患でも、筋肉の問題で起きていることであれば、ほぼ治せると思います。

ですから、私の治療家としての先生は患者さん本人なのです。自分自身の成長にもなるからこそ、一期一会。患者さんとの出会いに心から感謝し真剣に取り組むことが出来るのです。

関連徒然話